とりあえず、BLが好きってことで。。たまに危険なので、BL苦手な方は避けて素通りよろしくです。*注*ネタバレありです。
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  • 2010/05/09(日)19:28
    檻の外 (Holly Novels)檻の外 (Holly Novels)
    (2006/05/25)
    木原 音瀬

    商品詳細を見る


    『箱の中』から出た堂野と喜多川。家庭を持ち平凡ながら幸せに暮らす堂野と、堂野を捜すためだけに働き、生きてきた喜多川。壮絶な出来事を乗り越えて、二人が穏やかな幸せを見つけていく様子が書かれています。
    『箱の中』から出た喜多川は、意外に遠慮しぃだったw
    もっとストーカーチックにガンガンいくのかな~?と思いきや、住んでいた静岡から、神奈川に住む堂野の近所に越した以外は、想像してたよりおとなしい。それもこれも「堂野に嫌われたくない」という健気な一心。それを引き込んだのは堂野自身かと思う。

    ためらいながらも自宅に招きいれ、愛娘を預け…喜多川のことを気に入った4歳の娘:穂花は「大きくなったらケイのお嫁さんになる」と言い、喜多川もまた穂花が16歳になって気持ちが変わらずにいたら嫁に欲しいといいだす。即答することも、笑って冗談にすることも出来ない堂野。

    優しく可愛い妻:麻理子、少しおませになってきた愛娘の穂花、穂花を大切に可愛がってくれる喜多川。穏やかで優しい日々だったが、穂花が行方不明になるという事件が起こる。近所総出で、警察にも依頼して数日後…川底から物言わぬ小さな体が見つかる。ショックのあまりに倒れた妻から妊娠の傾向。大きな悲しみのなかに小さな光が見えたような堂野だったが、事件当日、穂花が背の高い黒帽子で黒いコートの大人と歩いていたという小学生の目撃証言がでる。

    長身、前科持ち、元殺人犯。。容疑は喜多川にかかっていく。しかし犯行を断固否認する喜多川。マスコミでも『容疑者は父親の友人で34歳の建設作業員』と報道され、喜多川の留置は続いていた。それから職場復帰した堂野のもとに担当だった刑事から連絡が入る。『真犯人が捕まりました。』

    妻と一緒に行った警察で堂野が考えてもいなかった結末が明かされる。


    犯人うんぬんより、ここからは喜多川の心の痛みにもう…うるうるどころか、涙腺崩壊しました。人の死にすら全く無感情だった喜多川が堂野や穂花と過ごしたことで、ちゃんと学習してます。好きだから、大切だから失うと悲しい、寂しい、辛い。堂野はそんな喜多川を見て、側にいることを選ぶ。
    なんか凄いです。いろいろ凄い><愛情という存在さえ知らなかった喜多川が、ガンガン「愛」というものにハマっていき、もっともっとと求めていく。それに対し、堂野はやんわりと優しくひとつずつ与えていく。

    同時収録の〔雨の日〕では、直情的で即物的な喜多川を宥めながら上手に愛情を注ぎ、過去の楽しかった思い出さえ共有していこうとする。堂野の気長で建設的な愛情に感動。

    もう一編の〔なつやすみ〕では、堂野と麻理子が離婚する際おなかにいた赤ん坊:尚の視点。
    尚が小学3年生の夏休み、母:麻理子の旅行の間を狙って、まだ会ったことのない父親「どうのたかふみ」の元を訪れる。「お父さん」と暮らしている「おじさん」の喜多川と仲良しになり、ぎこちなかった「お父さん」とも仲良くなって、毎年恒例で夏休み三日間を「お父さん」と「おじさん」と尚で過ごすようになる。母が田口という人と再婚し、弟が生まれ、それでも神奈川のお父さんとおじさんと過ごす楽しい夏は毎年のことだった。

    大学進学を控えたとき、尚は神奈川のお父さんの家に居候しながら大学に通いたいと母に申し出る。しかし、母の大反対を受け、それでも納得できない尚に「堂野は本当の父親ではない」「本当の父親は当時不倫相手だった田口」「堂野は喜多川と恋人関係である」ことなどを明かす。「お父さん」と母との離婚原因になった自分の存在、何も知らなかったとはいえ毎年のうのうと遊びに行っていたという事実。自分の存在こそが堂野を苦しめていたのは?と思った尚はそれ以降、堂野のところに通わなくなる。

    大学を卒業後、出版社に勤めた尚はそこで「おじさん」が緻密な挿絵を描く有名なイラストレーターだと知る。それから1年ほど経ったゴールデンウィーク明け職場で、イラストレーターの「喜多川圭」が亡くなったらしいと聞く。。喜多川の自宅で通夜・葬儀が行われると知り、大慌てで喪服に着替え、車で駆けつけた先には、笑顔のおじさんの遺影…大人として形式的な挨拶をこなして自制するはずだったが、横たわる柩の中のおじさんと対面して泣き崩れてしまう。

    ここからはもう…続き書こうと思っただけで涙が出てくるヤバいワタシです;
    お父さんと養子縁組をし、「堂野圭」となったおじさんは、事実上も戸籍上も家族となったお父さんに看取られて、短くも幸せな50年余りの生涯を閉じました。
    ううぅぅ;切なすぎ;でも喜多川が幸せでよかった。
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